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REVIEW

Fall the around / 『Life = Risk』

UPDATE : 2016/01/31

Fall the around
『Life = Risk』

1.Life = Risk
2.Break

2015/11/27発売
¥500-(TAX IN)
※会場限定

2014年結成。都内を中心に活動するエモーショナルサウンドを武器とするFall the aroundの昨年11月にリリースされたnew single『Life = Risk』は彼らの初期衝動が詰まった、打算の無い一枚だ。

M-1『Life = Risk』は彼らがバックボーンとする、エモ、メロディック、スクリーモの要素を良い意味でスノビッシュにならずリスナー感覚に近いセンスで具現化している。リリックは英詞を基調にしながらも、楽曲構成はあくまでメロディに重きをおいた普遍的なアレンジ。散りばめられたスクリーモ自体も、邦楽リスナーを敬遠するような攻撃的なものではなく、メロディを際立たせる為の装置として機能している。
M-2『Break』に関しても、変に『Life = Risk』を意識して彼らの振り幅をアピールするものではなく、一点集中のエモ、メロディックチューン。基本的なBPMやコード感、それに載せられた旋律もわかりやすく『Fall the around』だ。要するにこの2曲で彼らの押し出したい「シングル感」とも言うべき、 骨格が色濃く伝わって来る。
そもそも計算してリリースされた2曲というよりは、「現時点で自分たちが一番好きな2曲を形にした」という彼らの意志が強く伝わって来る作品。作品としてのバラエティ性や、他のアーティストとの区別化。そういった良くも悪くも打算的な事を一旦考えずに、『好きなもので自分を語る』という点で突出しているこの2曲は、何より彼ららしく小気味良い。この1年間で急速に成長している彼らを知っているからこそ、かもしれないが、期待値という点では一番化ける可能性がある。怖いもの知らずな若手の急先鋒としてチェックすべき存在、作品だ。(S氏)

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