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REVIEW

2014.5.9(FRI)Good-bye,Lilly×NEWScript

UPDATE : 2014/08/24

Good-bye,Lilly×NEWScript presents  

『Good-day,Good-bye Vol.4』

●日時 5/9(金)

●場所  下北沢ReG

●出演者  Good-bye.Lilly / Lily / Chameleon / vivid undress / オトレンサ / BOYS END SWING GIRL / アビルシティ / ChroniCloop

感情の赴くまま振り絞る様に歌うボーカル、各々の人間性 の滲むバンドサウンド。Good- bye.Lillyの1st Mini Alubum 『グッドバイ』レコ発はギターロックシーンの次世代を担う総勢8バンドの共演!彼らの新作の門出を祝うべく、というのも間違いないが、それ以上に『Good-bye.Lillyは押さえておけ』という空気感をひしひし感じるラインナップ!この日はBa.大柴のラスト ライブということもあり、序盤からフロアには多くのオーディエンスが詰め掛けた。

1バンド目のChroniCloopからグッドメロディ を武器にするバンドが立て続けに登場!目当てのバンド以外でも楽しめるイベント、とはよく言ったものだが、まさにこの日はそういう一 日と言って過言ではない。続けてアビルシティ、オトレンサ、とちょっと次世代ギターロックのシーンにアンテナを張っているリスナーな ら反応してしかるべしの実力派が各々のMAXを叩きつける。『Good-bye.Lillyはもちろん、今日これ以上のことをやってくれるんだよね?』という無言のプレッシャーなど関係なく、フロアのテンションは急上昇!

そしてvivid undress、BOYS END SWING GIRLの登場で、既に沸点に限りなく近づいたオーディエンス!知名度的にも、最近 急上昇中のこの2バンド。まさに『フロックとは言わせない』と言わんばかりに、圧倒的な存在感を見せ付ける。さすがにクチコミは嘘は つかない。初見のリスナーも多いだろう中でしっかり自分達の世界観を共有するアクト。もうどのバンドが目当てかなんて関係ない!とい う状況で、待ってましたとばかりにChameleon! こういう場所でのChameleonは比類なき 強さを誇る。フロアにいる全員を自分達のファンにしてしまう、と言っても過言でないほどの盛り上がりを見せ付ける。

そのアッパーな空気をLilyがその類稀な繊細かつ激しいステージで、オーディエンスをLily色に染めていく。2014年から新体制で船出をした彼らの覚悟が感 じられるアクト。明らかに、一介の若手バンドではなくなっている。全国区のバンドへと成長した姿をオーディエンスの目に焼きつけ、つ いにイベントは最終章へ。

Good-bye.Lillyの登場に歓喜のフロア!待 たされた分、その反動は超満員の強烈な歓声となってライブハウスを揺らす。新音源『グッバイ』から「彼女の傘には雨が降る」。vo.G大木の独白かのような歌いだしから、怒涛のバンドサウンドへなだれ 込んだ瞬間、鳥肌!本日初披露のこの楽曲、間違いなく名曲。ありとあらゆる切なさと、行き場をなくした感情を曝け出すかのように 歌う大木。そのテンションのままに「archive」で怒涛のエモーションを叩きつける。間違いなく、今日のGood-bye.Lillyはキレている。研ぎ澄まされたバンドサウ ンドの中で、どこか優しさと物悲しさを秘めた声に感情を揺さぶられる。

この日でバンドから離れ るBa大柴の表情も一秒一秒を惜しむかのように、そして楽しむかのように雄弁だ。そして相変わらずMCでは彼の独壇場(笑)間違いな くGood-bye.Lillyにとって彼の存 在は大きい。シリアスさと人懐っこさを絶妙のバランスで綱渡りしながら、その危うさにどんどん引き込まれてしまう。

そして間違いなくクライ マックスは彼らのアンセムでもある「竜の花」。決して躍らせる楽曲ではないし、拳を突き上げるような楽曲でもない、この泥臭く美しい バラードがこの日間違いなく一番オーディエンスの胸に突き刺さった。一際大きな拍手と、ステージから何度も呟いた「ありがとう」。Good-bye.Lillyの更なる飛躍を予感させるステージが終わった 後も、多くのリスナーがその余韻をかみ締めるように、その場を動かない光景が印象的だった。

一つの新しい作品とともに一つの区切りを付けた彼ら。決 して順風満帆な道のりを歩んできたわけではない彼らが、その道程の中でたくさんの人たちに愛されてきた事が実感できるイベントだっ た。そしてこれから新たな軌跡を描いていく彼ら をより多くの人に見てもらいたい、そう思わずにはいられない夜だった。