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REVIEW

Dr.プラネット / 『見ざる言わざる聞かざる』

UPDATE : 2015/10/07

Dr.プラネット
『見ざる言わざる聞かざる』

1.見ざる言わざる聞かざる
2.魔法少女生活
3.カエルの遠吠え

2015/7/28発売
¥500-(TAX IN)

『エレクトロも歌謡もラウドも五線譜に投げ捨てた、片付けられないガールズポップ』。こんなキャッチフレーズがしっくりくるのか来ないのか、カテゴライズされるミュージックシーンに居心地悪そうにリリースされた彼女たちの最新作。

本作リードトラックM-1『見ざる言わざる聞かざる』は計らずも?片付けられない感満載のアヴァンギャルドチューン。乱雑な作り笑いと整理整頓されたヒステリック。冷や水をぶっかけるダンスミュージック。そんなワンセンテンスを投げ捨て、散りばめたような問題作。「なんだこりゃ」と思わせるようにクリエイトしたという打算を感じない、正真正銘の「なんだこりゃ」。Vo.千景の脳内を壊れたカセットデッキ(既に死語か)で再生したような3分間。
M-2『魔法少女生活』はキラキラとしたポップチューン、かと思いきや不穏でヘヴィネスを讃えたAメロから、言葉を投げ捨てるようなスラッシュビート、昭和歌謡的なアイドル風ポップネス、差し込まれるテーマパークのパレードを思わせるような能天気なフレーズに感じる狂気。徹底的にリスナーを振り回す。
音源を締めくくるM-3『カエルの遠吠え』はかろうじてツーステップをさせるような一貫したリズムをキープしてくれ、という願いもむなしく流れをぶったぎる節操のなさ。

良くも悪くも完全な問題作。おためごかしの喝采を求めない、賛否両論を巻き起こしてしかるべしの、FOR ALLの概念を取っ払ったような、独りの脳味噌にフォーカスを当てたような3曲。中毒性だけが突出した躁鬱を縦横無尽するドープポップ。個人的には高いサウンドクオリティで聴いてみたい。しかし、それすらも、彼女たちの術中か。(S氏)

MUSIC

※期間限定

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