HOME - REVIEW - DISC REVIEW - KAKASHI / 声/愛せる自分へ

REVIEW

KAKASHI / 声/愛せる自分へ

UPDATE : 2014/08/22

KAKASHI / 声/愛せる自分へ
1.声
2.愛する自分へ

価格(税込): ¥500-

※ライブハウス限定販売

群馬を拠点に活動する4人編成ギターロックバンドKAKASHIの前作「ドラマチック」以来の新作が遂に発表された。前回のレビューで感じた大器の片鱗の予感は確実に近作で確信に変わった。至極のメロディ、なんて言葉ほどインパクトに掛けるキャッチフレーズは無いと常々思っている自分がこのフレーズを使わざるを得ない。センチメンタルの極地。 M-1「声」で描かれるVo.Gt堀越の歌声から始まる4分余りのストーリーは、きっと誰もが感じている想いを、誰もに伝わる言葉で描いた青春群像映画のような楽曲だ。そこには計り知れない悲劇も僥倖もなく、誰もが通過する時間と場所をありのまま歌っている。 コード感や旋律、リズムパターンを分解して、この楽曲の良さを伝えること。それがもっともナン センスなこの楽曲の紹介であることは論を待たないだろう。以前のレビューでも感じた「真ん中から逃げないギターロック」。それはある意味で正解であるし、間違いだ。はじめから居た場所がたまたまそこだった。そこを皆が避けたから必然的に真ん中になった。そんな感覚の方がしっくり来るかもしれない。異端であることがオリジナリティの象徴であるなら、またコモンセンスの真ん中に居座るのもオリジナリティだ。 最近ふと思うことがある。歌詞カードを手にしながら聴きたいと思うバンドがいなくなった。そん な君に聴いてほしい音楽。 hack clash royale