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REVIEW

Furphy Amplifier / オーバーキャスト

UPDATE : 2014/08/23

Furphy Amplifer / オーバーキャスト
1.曇り
2.武器の近く
3.寝起き
4.愛と平和
5.赤信号

価格(税込):¥800-

5/8(木)に下北沢 ReGで行われたFurphy Amplifier presents『OVER CAST AWAY』をSOLD OUTさせ、勢いに乗りまくるFurphy Amplifier 1st mini album『オーバーキャスト』は彼ららしい「色気」に溢れたアルバムだ。

M-1「曇り」を一聴す れば、その彼ららしさを誰もが理解できるはずだ。鳴り響くギターサウンドは哀愁を漂わせながらも湿っぽさを排した乾いた音で鳴り響 き、そこに差し込まれるvo.g野上の歌声の艶やかさとのコントラスト、そのバランス感覚が、実に絶妙。歌謡曲とギターロックの狭間 のライン。それがFurphy Amplifierの楽曲をレトロな感触を持ちながらも新しい次世代の音に昇華させている。

M-2「武器の近く」は 3拍子と3連のノリの変則性の中で、感動すら覚える珠玉のメロディが紡がれた佳曲。M-4「愛と平和」の劈くギターサウンドはまさにFurphy Amplifierの代名詞のような楽曲だ。全ての楽曲で漂うドライとウェットを交差する感覚。これは知る限りFurphy Amplifierしか持ち合わせていない武器だ。熟練、巧み、老獪、という表現では当てはまらない艶。若さと色気の共存。

M-5「赤信号」は彼ら のファンであれば誰もが知る名曲。ここにきて弾けるFurphy Amplifierの本領発揮。悪童の不敵さ、痛快さ、その全てを詰め込んで爆発するサビは圧巻。

隙間を探してようやく見 つけたエアポケットというよりは、彼らが最初か ら居た場所に他にも誰も居なかったという表現が正しいか。センスという言葉で片付けるには余りにも不可解な魅力。Furphy Amplifierを未だ知らない自称音楽通を嘲笑うような作品。